諸々の事情で Java を勉強したくなって、環境構築を試みた。
若干苦労した点もあったのでまとめる。

まず、IDE だが、周囲には NetBeans を使っている人が多く、当然のようにそうしようとしたら、ほとんどの人が
「今から勉強するなら eclipse にしとけ」
とのアドバイスが。

まあ、確かにネットの情報でも eclipse 関係の記事は多いが、NetBeans は少ない。

そうすることにした(流されやすい人w)。


まず、JDKの準備だが『M1 Mac に M1(Arm) 対応の JDK をインストールする』という好記事があるので、その通りにやって、あっけなく完了。(私のマシンは M1 MacBook Air)

ひっかかったのは eclipse の導入。

いつものように(blender の記事参照)「海外ダウンロードサイトから適当なバージョンを落としてきて日本語化すればいいんだろう」くらいに考えていたのだが、

 elipse の日本語化は激ムズ

らしい。
私も軽くハマった。

結論から書くと、https://mergedoc.osdn.jp/ というサイトに行って、Eclipse(Pleiades All in One) を落としてくるのが、最短ルート。

eclipse_akiba-0

Full edition の方が諸々のツールや Java 実行環境もついているということで今回は Full 版を選ぶ。
.dmg だったのでクリックして作業を前に進める。
M1 Mac だからなー、と心配だったが、(時間はかかるものの)特に支障なくインストールは進んだ。

eclipse-akiba-2
app が構築されたら、アプリケーションフォルダに移動させてひとまずインストールは完了。


Pleiades の Java Full 版には、JDK17 も含まれているのだが、M1 で正常に動くか不明だったので、ここを先の M1 用 JDK に変更したい。

ここもちょっとハマったのだが、わかってみると変更方法は一直線。

まず、メニューバーの Eclipse から「設定...」を選んで設定画面を出す。(ここ windows 版と挙動が違うようです)

eclipse_M1_Mac_jdk_setting

eclipse_M1_mac_jdk_setting2


いろんな項目があるが、Java -> インストール済みのJRE を選択。

eclipse_M1_mac_JDK_setting3


ここで準備しておいた M1 用JDKを選ぶ。
これでコンパイル時には eclipse は M1 用のバイトコードを吐き出してくれる(はず)。


 動作確認のために Hello World プログラムを走らせる。

eclipse_sample_M1_mac

ここは見事に一発動作!
(ファビコンが tomcat ですが、おそらくキャッシュの滓です)


まだ、使いこんでませんが、触ってみた感想としては

・動作が思ったより軽快(CPUパワーのおかげ?)
・ダークモードがかっこいい
・Spring や Spring boot との親和性が高そう(上の hello world も Spring boot のサンプル使ってます)

あたりでしょうか。
特に Spring boot はユーザー認証などの実務的な便利ツールが豊富らしく、ここら辺を意識してがんがん使っていきたいものです。


秋葉